

なぜか待ち伏せ
されている…
芸能人にストーカーされている!


滅茶苦茶な対処
個人の方で多くあることなのですが、コンピュータ関連でトラブルがあったとき、何をどうしたら良いのか分からないまま次のような滅茶苦茶な対処をしてしまう事がよくあります。
- ①感覚的な思いつきで適当な対処を…
- ②ネットの情報を鵜呑みにして…
- ③自称パソコンに詳しい知人、電話サポート、ショップ店員などのいい加減なアドバイスを信じて…
- ④詐欺師や悪質業者に騙されて…
例えば次のような、自らの手で痕跡を滅失させてしまう間違った対処をされることが良くあります。
- 【電源OFF】 メモリやネットワークに残る痕跡が滅失。
- 【初期化やデータ削除】 調査に重要なデータが滅失。
- 【アカウント削除】 調査対象が滅失。
- 【機器の破壊や廃棄】 調査対象が滅失。
- 【適当な設定変更】 重要な判断材料が滅失。
ほか、ネットで騙されて偽のセキュリティアプリを入れて、ウイルスに感染してしまう方も少なくないです。
長期間の放置
これも個人の方で多いのですが、異常に気付いても放置してしまうことがとても多くあります。業者に調査やセキュリティ対策を依頼すると費用がかかってしまうので、仕方のないことではありますが…。しかし時間の経過とともに、データの上書きやログローテーションなどが原因で不正の痕跡は徐々に消えていってしまうので、調査やセキュリティ対策の確度もどんどん下がっていってしまいます。
自分でどうにかしようと…
インターネットを駆使して自分でどうにかしようとする方も多くいます。しかしネットの情報には嘘が混じっていて、特に専門的な分野は間違った情報が溢れています。それらの情報に翻弄されて、「よくわからないけど、こうすれば良いのかな?」と善意の破壊活動を繰り返し、壊滅的にぐちゃぐちゃにしてしまう人もいます。 「嘘を嘘と見抜けない人は、インターネットを使うのは難しい」という某有名人の名言?を思い出します。
証拠はゼロ、調査対象も無し
D さんと、D さんの母親(以下「D 母親」と言う)も相当に滅茶苦茶な対処をしていました。ストーカーから送られてきたメッセージは全て削除し、端末も買い替え、SNS アカウントも削除し…。当社に調査の相談に来られた時点では、既に調べるべき対象が存在しないという状況でした。また、サイバーではなくリアルな証拠も乏しく、確認できるのは唯一、家のポストに入れられた「怪文書」のみでした。
当社に来られる以前にD 母親は警察と弁護士に相談していたそうですが、どちらもこの状況では動けないと言われたようで。それは当然だと思います。私自身もその時点では、本当にストーカー被害にあっているのかどうかも疑問でしたし。しかしD さんもD 母親も本当に心底困っている様子なので、無下にすることもできず…。
D さんとD 母親は、端末を買い替えた後にも「まだ覗かれているんじゃないか」という不安があるとのことで、それならば、と現在の端末に対するマルウェアやメッセージ漏洩の検査を実施しました。
結果:お手上げです。
マルウェア等の検査結果は異常なし。現在は不正の被害はなく、過去の痕跡は全て滅失しているので、当社としてできることはもう何もありません。しかしサイバーの件ではなくストーカーの件から解決する道は絶たれてはいないはずですので、思いつく限りで次のような物を集めるように提案をしました。
- ①D の友人に送られたX のメッセージ
- ②アルバイト先の防犯カメラの映像
- ③つきまといを目撃した人たちの証言
- ④X の事務所とのやり取りのメールや書面
このような、X のつきまとい行為を確認できる材料を集めて、もう一度弁護士に相談するよう提案しました。
警察介入
後日にD 母親から連絡があり、ストーカーの件が解決したとの報告を受けました。Xのつきまといの証明材料を集めて弁護士に相談したところ、その先生がとても親身に対応してくれたそうです。そしてやっと警察が対応してくれて、相手側に対して警告を発し、X の事務所ともきちんとした対応ができ、問題を解決させることができたそうです。
結局当社はほとんど役に立ちませんでしたが、D 母親からは、「誰も真剣に取り合ってくれない状況で、唯一御社だけが解決に向けて取り組んでくれた」と、涙目になりながらの感謝のお言葉を頂くことができました。
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