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なんで私が
こんな目に!!!

Eさん 女性 20代

殺られる前に殺ってやる!

よくある相談事例 殺られる前に殺ってやる! 漫画
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依頼者(両親)の要望

E さんは過去にも色々な被害妄想を訴えたことがあったそうで、例えば、家の周りを不審者がうろついて監視しているとか、ある組織が集団で嫌がらせをしているとか。その時は医師から精神疾患の診断を受けて、治療をして症状は治まったそうです。

そのようなことが過去にあったため、今回の「ストーカーにハッキングされている」という訴えについても、両親は十中八九で被害妄想だろうと思っているとのことでしたが、しかしE さんにそれを説いても一切認めず、病院で治療も受けず…。仕事をせずに家に引き籠もり、ハッキングについてネットで調べたり、推理したり、対策を練ったりなどしているそうです。

それら行動は両親から見たら全く不毛なことであり、早く治療をして社会復帰してもらいたいと思っているのですが、E さんが被害妄想であることを認めようとしないので、両親はほとほと困ってしまい、調査を依頼して白黒ハッキリさせたいとのことでした。

パソコンの状態

Eさんはパソコンを2台持っていて、1台は数年前に購入したデスクトップPC で、もう1台は最近に購入したノートPC です。そのどちらもE さんがハンマーでボコボコに壊してしまい、現在は使用できない状態(OSが起動しない)でした。

しかしE さんがそれらを破壊する数日前に、母親がデスクトップPC を使わせて貰ったことがあったそうで、その時には、ウイルス感染の警告が多数表示されたり、インターネット閲覧を広告に邪魔されたりなど、異常を感じるような現象が幾つかあったそうです。そのため母親は、ハッキングは被害妄想だとしても、ウイルス感染は実際に起こっているのではないかと考えたそうです。

低予算での苦肉の策

Eさんは無職。家計は父親の年金と母親のパート収入が頼りで経済的な余裕は全く無いため、調査に掛ける費用も「できるだけ安く」とのこと。そのためデジタル・フォレンジック等の本格調査は選択肢から除外されてしまいました。また、パソコンは2台とも壊されているので、簡易的なファスト・フォレンジックも実施不可能です。

破壊の状態を両親に詳しく聞いたところ、基盤やモニターはバキバキに破壊されているものの、HDD については無傷かもしれないと期待できる状態でした。そこで次の提案をしました。

  • ①HDD を取り外して正常動作するか試して、動く場合は簡易的なマルウェア検査をする。
  • ②HDD が動かないようであれば、修理やデータ復旧を 検討するか、または調査を諦める。
  • ③マルウェアの感染原因や感染経路を“推測する” のは可能だが、“証明する” ことまではできない。

これらの点を了承して頂き、HDD に対する簡易マルウェア検査を実施しました。

結果:多数のマルウェアに感染していることを確認

インターネット・バンキングを狙うマルウェアである「 ROVNIX 」や、スケアウェア、アドウェアなど多数のマルウェアに感染していることを確認しました。

感染原因は、「 ROVNIX 」は詐欺メールから感染したのだろうと考えられ、スケアウェアはインターネット閲覧時に悪質な広告に騙されて感染したのだろうと、アドウェアは無料アプリのインストールに混じって感染したのだろうと考えられ、つまりストーカーによるハッキングなどではなく、パソコン使用上の不注意により感染したのだろうと考えられることを両親に報告しました。

中途半端はよろしくない

報告を受けた両親は、E さんに対して状況を説明した上で治療を受けるように促しました。しかし残念ながら、両親が期待するように事態が好転しませんでした。
なんとE さんは、「ほらみろ!私の行ったとおりハッキングされているじゃないか!」と主張し始めたのです。E さんは感染原因の“推測” に対しては耳を塞いでしまい、“感染している” という事実を自分の推理や主張を正当化するための材料とするようになってしまいました。

デジタル・フォレンジックではなく簡易マルウェア検査を選択した理由はただ一つ、お金です。依頼者はお金を掛けたくないから安いプランを選択したのですが、結果として満足することができないどころか、調べた意味がほとんど無いような事態になってしまい…。まさに「安物買いの銭失い」です。

中途半端なことをすると逆効果になる場合もあるのだとこの事案を経験して気付かされ、また、これを受けて当社は調査計画の立案方針を見直しました。以前は“商売”としてできるだけ多くの依頼を獲得したいという思いがあり、相談者の顔色を見ながら調査の計画と見積をしていましたが、これを取りやめ、本当に必要な調査計画しかお勧めしないように方針を変え、場合によっては依頼をお断りする勇気を持つようになりました。

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